東京との保育士の平均賃金は800万円！？

 

 

東京都の保育士の平均賃金は800万円！？

某ネット記事に、

「保育士の平均賃金800万円」

「園長職は1200万円」

というものがありました。

さらに、この記事の中では、

私立認可保育園に対しては

園児1人当たり30万円

公立保育園に対しては

園児1人当たり50万円の

助成がある…

等の記載も見受けられます。

しかし、

このように一律に助成金は

出ません。

施設の規模や保育士の数

勤続年数などから、

細かく基準が決まっています。

東京都の保育園の運営費は、

3歳未満で20万円前後

3歳以上で10万円前後と

言われています。

これよりも高い助成金を

国側が支払っているのでしょうか？？

保育事業費を削るために

保育園の民営化を進める

行政がそこまでじゃぶじゃぶ

助成金を出しているとは

考えにくいです。

保育士の給与は安月給です！

胸を張って言える事では

ありませんが…

保育士の給与は、

全業種の平均支給額や

社会福祉系の職業と比べても

低いんです。

全業種の平均支給年額が

325万円なのに対し、

保育士は214万円です。

全業種の中で見ても

年額で100万円近く

支給額が低いんです。

確かに、

私立保育園や公立保育園の

園長クラスになれば…

年収800万円という方は

いらっしゃるでしょう。

しかし、

一般の保育士の給与は

すべての業種の中でも

低い賃金です。

ここで、

「保育士の給与が平均800万円」

間違った情報を本当だと誤解して、

「保育士の給与を下げろ」

「助成金を減らせ」

「保育事業で儲けを出せ」

という風潮になってしまうのが

一番怖いんです。

保育というものは、

もともと保育に欠ける

子どもに対する…

「社会福祉事業」であって

採算が取れるようなものでは

ありません。

採算を取ることができない・

いけないのではなく…

採算をとることを目的とした

保育園が作られてはいけない

のです。

保育園はあくまで、

子供たちに対する安定的な

生活の場・成長の場を

提供することを目的と

しなければなりません。

しかし、

コストばかりを考え始めれば、

その点が置き去りになって

行ってしまいます。

コストも内容も、

バランスのとれた保育が

実現することを願います！